中国四国管区警察局 四国警察支局

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警察官騙り詐欺

最近、「おれおれ詐欺」の新たな手口として、警察官であると偽り、被害者に信用をさせた上で現金をだまし取る事例が発生しています。
公的機関の信用を悪用した卑劣な手口ですが、この手口にも様々の手口がありますが、代表的な事例を見ていただきたいと思います。

交通事故示談金を装った事例

ある女性の家に息子の交通事故を知らせる電話が入り、事故の相手、息子、警察官の振りをした3人の男が電話口で「事故は大したことではないので示談で済ませたい。」旨それぞれが説明し、女性に300万円を振り込ませた事例。

1.警察官役の男
「○○警察署の者ですが、お宅の息子さんが交通事故を起こしました。」
2.事故の相手方役の別の男
「示談で済ませたい。」
3.息子役の男
「200万円必要なので振り込んでほしい。」 と、女性に200万円を振り込ませたその後再び女性宅に電話し、
4.警察官役の男
「更に100万円必要になった。」と、女性に100万円を振り込ませた。

このように、複数の人間が関与することで、迫真性が出て、更に警察という公的機関の信用にもより、相手方をだますものである。 又、よく似た手口として、単独で警察官を装った電話をかけて「ご主人が交通事故を起こしたが、示談で済ますことができなければ交通刑務所に入ってもらうことになる。」等と脅した事例も発生している。

盗んだキャッシュカードの暗証番号を聞き出した事例

空き巣の被害に遭い、キャッシュカードを盗まれてしまった被害者宅に警察官を名乗る男から電話があり、「○○署の者ですが、キャッシュカードを盗まれていませんか。」と言われ、信用した被害者がキャッシュカードの暗証番号を教えてしまったところ、被害者の銀行口座から100万円が引き出されてしまった。

まず最初に被害者のキャッシュカードを盗んでおいてから、その後、警察官を装って被害者から暗証番号を聞きだしてしまうという周到な手口である。 窃盗の被害に遭い、動転している被害者を安心・信用させたうえでその弱みにつけ込んでいる。

被害にあわないために!

警察官が、交通事故示談等に関係して現金を振り込ませるようなことは絶対にあり得ませんから、そのような電話があれば、すぐ警察に通報してください。

落ち着いて対応し、事実関係を必ずあなたから連絡して確認するようにしてください!

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